静光園で、1/20~2/27の間、医療センターに入院されていた2階のご利用者に、退院後の2/28に38度の高熱が認められました。医療センターでは新型コロナウイルスのクラスターが発生していたこともあり、抗原検査を実施したところ陽性反応が確認されました。
退院・帰園されたご利用者は、概ね5日間の個室対応にて様子観察を行う施設内ルールにより、他のご利用者への2次、3次の感染の可能性は職員が媒体とならない限りは低いと思われます。
嘱託医、保健所の指示により、退院時の車両運転を担った相談員、付添い看護師をはじめ、帰園後に個室での対応をした介護職員、看護職員、合計12名をリストアップし、3/1に保健所にてPCR検査を実施。そのうち濃厚接触者と思われるのは、個室対応にて食事介助等長時間にわたり対面していた介護職員2名と看護職員1名の計3名。また、ご利用者ご本人は、医療センターに入院していたこと、38度の発熱があること、抗原検査で陽性が判明したことから感染者としての対応を取り、3/1午後に聖隷三方原病院へ入院することが決定しました。
一方で、園内での感染拡大を最小単位で食い止めるように、2階の職員と他部署職員の接触を避けるため、更衣室、階段やエレベーターの使用を制限し、また食事については、2階は簡易食器を利用し、配膳もエレベーター入り口で2階の職員に引き継ぐようにしました。ご利用者も当面入浴ではなく清拭対応にすることで、同一フロア内でもユニット間の行き来を極力なくすように対応をとっています。
3/1朝一番で浜松市介護保険課及び高齢者福祉課へ第一報を入れ、法人コロナ対策本部へも報告し、法人内各事業所からの各種応援要請も視野に入れています。また、同日15時過ぎに保健所より連絡があり、PCR検査を受けた全員が陰性と確認されました。濃厚接触者3名以外は3/2より職場復帰可能とのことで、順次通常の勤務に戻っています。
3/2時点では、ご利用者・職員ともに新規の発症者は見当たりませんが、しばらくの間は警戒態勢を維持していきます。